こんにちは。電工君です。
今回は工具の紹介です。
検相器です。
これが検相器!
【用途】
3相交流の「 相 」を確認できます。
( 正相 か 逆相 かを確認できます。)
【使い方】
各々のクリップを電線にはさみ、検相器のボタンを押すとランプが光り、時計回りに光ると正相、半時計回りに光ると逆相となります。
以下の写真のように使われます。
【注意点 その1】
●電線の色は気にしない!
ブレーカーの1次側か2次側で検相する場合は注意が必要です。
ブレーカーには上下それぞれ3つづつ端子台があります。(ブレーカーを正面からみて 左、真ん中、右 と3つづつ上下にあります。)
また検相器には3つのクリップがあります。(各々色がついています。赤、白、青の3つです。)
検相でもっとも注意するところは、
●「赤」のクリップを「左」の端子台に接続されている線につなぎます。
●「白」のクリップを「真ん中」の端子台に接続されている線につなぎます。
●「青」のクリップを「右」の端子台に接続されている線につなぎます。
これがとても重要で、間違えると検相はできたとしてもデタラメな測定になります。
一般的に、ブレーカーに接続されている線は「左が赤線」、「真ん中が白線」、「右が青線」となることが多いです。
これだと検相するときに、線とクリップの色が同じになり間違わないのですが、
まれに左が青線、真ん中が白線、右が赤線と、左と右の線が振りかわってることがあります。
その場合でも必ず、
「左には赤のクリップ」、
「真ん中には白のクリップ」、
「右には青のクリップ」
を繋いでください。
(要は、線の色は気にせず、検相器のクリップの色に気をつけて下さい!これはかなり重要なので間違えないようにしましょう。)
【注意点 その2】
●離線の前に検相を!
工場などでは、今使っている機械を移設したりすることがあります。
そのときは電源ケーブルをばらす作業が発生します。(離線作業です。)
離線の時には、
1、検相して、正相か逆相を確認する。
2、電源の線の色を確認する。
(ブレーカーにどう繋がってるか写真やメモを取っておく。)
3、電源をオフにして電気が来てないか確認する。(テスターで確実にオフを確認!!)
4、離線する
といった流れになります。
この作業を忘れると、復旧の時にどうつながってたか分からなくなります。
また正相なのか逆相なのかも判断がつかなくなり大変です。
機械によっては間違った相で復旧してしまうと問題が起こったり、最悪壊れる可能性もあります。
離線作業は慎重に!!
それでは今日も1日ご安全に!
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