こんにちは。電工君です。
今日は電気の「 相 (そう)」についてのお話しです。
工場などでは、「3相交流」というものが使われています。いわゆる「動力」と呼ばれるものです。電圧は200Vが主流です。
工場などの機械にはモーターが使われることが多く、このモーターを動かす電気として3相交流( 動力 )が使われます。
動力は3本の線で電気を送ります。
そして動力には、「正相」と「逆相」があり、3本の線の結線方法によってモーターの回転方向を決めることができます。
一般的に、時計回りを正転(正相)とし、反時計回りが逆転(逆相)と言われています。
また正相か逆相かを確認できる「検相器」という工具があります!
実際に現場では機械メーカーの人が立ち合ってくれることが多く、正相でつなぎ、そのあと回転方向に問題ないか確認してもらうことが多いです。
回転が逆の場合は、動力の3本線のうち2本を振り替えることで、相を変えることができます。
(結線する前に、メーカーの人に正相か逆相かを確認することをオススメします。)
【補足】
一般的に動力の3本の線は色分けされていることが多いです。
赤(R相)、白(S相)、青(T相)の3色で分けられるのが一般的です。
(青の線は、黒の線で代用されることがあります。)
相を間違えると色々と問題があったりします。
工場などでは、機械の電源を一旦ばらして、復旧するといったことがよくあります。
復旧の際に、相を間違えると機械が正常に動かなかったりします!
電源をばらす前には必ず検相して相を確認しておきましょう!
それでは今日も1日ご安全に!