電工君のブログ

電気工事で使う材料や工具や道具を紹介するブログです。

スライダー

こんにちは。電工君です。

今回は工具の紹介です。

スライダーです。

これがスライダー!

(写真は2連のスライダーです。)

 

【用途】

脚立では届かない高さで作業が必要な時に使えます。

壁などにたてかけて使えます。

伸ばしたり縮めたりして長さを調節できます。

 

【注意点】

スライダーを使う場合は必ず床面が平らな場所で使いましょう!

でこぼこのところで使うのは安定しないので危険です!

スライダーを支えてもらう人をつけましょう!

上までのぼったら、ロープなどでスライダーの上を固定しましょう!

 

【現場にて(その1)】

工場などの現場では、床や土間が油などで滑りやすいことが多々あります。

スライダーを支えてもらう人をつけるのは当然ですが、ロープなどでスライダーが動かないように固定するとより安全です。

あとスライダーは、伸ばしたり縮めたりできますが、引っ掛かかりの金具が中途半端になることがあります。

伸ばしたり縮めたりした際は、金具が確実に引っ掛かっているか確認してください!

金具がちゃんと引っ掛かっていないと、大事故になりかねませんので、くれぐれも確認宜しくお願いします!

 

【現場にて(その2)】

現場にてスライダーを使う際、クレーンやホイストに無意識にかけてしまうことがあります。

クレーンやホイストはブレーキがかかっていないことがあり、スライダーをたてかけた時は動かなくても、人が登っている最中に人の重みで動き出したりします。

下で支えてもらっていてもどうすることもできないです。

かなり危険ですので、極力クレーンやホイストには立て掛けないようにしましょう!

 

【現場にて(その3)】

現場にて壁などにスライダーを立て掛けることがありますが、壁などに立て掛ける際は汚れや傷などつけてしまうことがあります。はたまた汚れや傷どころか壁が弱く穴をあけてしまう恐れもあります。

立て掛ける前には危険予知(KY)をして安全を確認しましょう!

 

それでは今日も1日ご安全に!


 

ペン型ドリルドライバー

こんにちは。電工君です。

今回は工具の紹介です。

ペン型のドリルドライバーです。

これがペン型のドリルドライバー!

(写真はマキタのドリルドライバーです。)

(他のメーカーさんからも出ていますので、好みでお選び下さい。)

 

【用途】

主に端子台のビスの締め付けや緩めるのに使われます。

以前紹介した、ペン型のインパクトドライバーとは違い、トルク(締め付けの強さ)を調整できます。

端子台のビスなどは、インパクトドライバーで締め付けると打撃を与えるのでネジ山を潰してしまう恐れがあります。

そんなときに役立つのがドリルドライバーです。

 

【注意点】

ドリルドライバーを使っていてもネジ山を潰してしまうこともあります。

ビスの締め付けの際には注意しましょう。

ビットも先端が壊れているとネジ山を潰してしまいます!綺麗なビットを使いましょう!

ビスをしっかり押さえつけながら締め付けることを心がけ、ネジ山を潰さないようにしましょう!

それでは今日も1日ご安全に!


 

線の色並びは正相なのに、実は逆相?!

こんにちは。電工君です。

今回は、電気のお話しです。

工場などで使われている動力の電源には

相があります。

(「相」についてはこちらをクリック。)

 

相には、正相 もしくは 逆相 があり、検相器を使って測定できます。

(検相器についてはこちらをクリック。)

 

分電盤や制御盤などのメインブレーカーに繋がっている動力のケーブルは、3本線です。

一般的には左から赤、白、青の順番で並んでいます。これが一般的な正相の繋ぎ順ですが、見た目だけで判断するのは危険です。

検相してみると、逆相といったことがあります。

この原因は、大元からすでに逆相で送られていることがあるからです。

見た目で判断せずに確実に検相をおこないましょう!

それでは今日も1日ご安全に!

 

検相器

こんにちは。電工君です。

今回は工具の紹介です。

検相器です。

これが検相器!

 

【用途】

3相交流の「 相 」を確認できます。

( 正相 か 逆相 かを確認できます。)

(正相 と 逆相 についてはこちらをクリック)

 

【使い方】

各々のクリップを電線にはさみ、検相器のボタンを押すとランプが光り、時計回りに光ると正相、半時計回りに光ると逆相となります。

以下の写真のように使われます。

 

【注意点 その1】

●電線の色は気にしない!

ブレーカーの1次側か2次側で検相する場合は注意が必要です。

ブレーカーには上下それぞれ3つづつ端子台があります。(ブレーカーを正面からみて 左、真ん中、右 と3つづつ上下にあります。)

また検相器には3つのクリップがあります。(各々色がついています。赤、白、青の3つです。)

 

検相でもっとも注意するところは、

●「赤」のクリップを「左」の端子台に接続されている線につなぎます。

 

●「白」のクリップを「真ん中」の端子台に接続されている線につなぎます。

 

●「青」のクリップを「右」の端子台に接続されている線につなぎます。

 

これがとても重要で、間違えると検相はできたとしてもデタラメな測定になります。

 

一般的に、ブレーカーに接続されている線は「左が赤線」、「真ん中が白線」、「右が青線」となることが多いです。

これだと検相するときに、線とクリップの色が同じになり間違わないのですが、

まれに左が青線、真ん中が白線、右が赤線と、左と右の線が振りかわってることがあります。

その場合でも必ず、

「左には赤のクリップ」、

「真ん中には白のクリップ」、

「右には青のクリップ」

を繋いでください。

(要は、線の色は気にせず、検相器のクリップの色に気をつけて下さい!これはかなり重要なので間違えないようにしましょう。)

 

【注意点 その2】

●離線の前に検相を!

工場などでは、今使っている機械を移設したりすることがあります。

そのときは電源ケーブルをばらす作業が発生します。(離線作業です。)

離線の時には、

1、検相して、正相か逆相を確認する。

2、電源の線の色を確認する。

(ブレーカーにどう繋がってるか写真やメモを取っておく。)

3、電源をオフにして電気が来てないか確認する。(テスターで確実にオフを確認!!)

4、離線する

といった流れになります。

この作業を忘れると、復旧の時にどうつながってたか分からなくなります。

また正相なのか逆相なのかも判断がつかなくなり大変です。

機械によっては間違った相で復旧してしまうと問題が起こったり、最悪壊れる可能性もあります。

離線作業は慎重に!!

それでは今日も1日ご安全に!


 

正相と逆相

こんにちは。電工君です。

今日は電気の「 相 (そう)」についてのお話しです。

 

工場などでは、「3相交流」というものが使われています。いわゆる「動力」と呼ばれるものです。電圧は200Vが主流です。

 

工場などの機械にはモーターが使われることが多く、このモーターを動かす電気として3相交流( 動力 )が使われます。

 

動力は3本の線で電気を送ります。

そして動力には、「正相」と「逆相」があり、3本の線の結線方法によってモーターの回転方向を決めることができます。

 

一般的に、時計回りを正転(正相)とし、反時計回りが逆転(逆相)と言われています。

また正相か逆相かを確認できる「検相器」という工具があります!

(検相器についてはこちらをクリック)

 

実際に現場では機械メーカーの人が立ち合ってくれることが多く、正相でつなぎ、そのあと回転方向に問題ないか確認してもらうことが多いです。

回転が逆の場合は、動力の3本線のうち2本を振り替えることで、相を変えることができます。

(結線する前に、メーカーの人に正相か逆相かを確認することをオススメします。)

 

【補足】

一般的に動力の3本の線は色分けされていることが多いです。

赤(R相)、白(S相)、青(T相)の3色で分けられるのが一般的です。

(青の線は、黒の線で代用されることがあります。)

 

(関連記事  : 線の色並びは正相なのに、実は逆相?!)

 

相を間違えると色々と問題があったりします。

工場などでは、機械の電源を一旦ばらして、復旧するといったことがよくあります。

復旧の際に、相を間違えると機械が正常に動かなかったりします!

電源をばらす前には必ず検相して相を確認しておきましょう!

それでは今日も1日ご安全に!

電灯盤と動力盤

こんにちは。電工君です。

今日は工場や店舗の電気についてのお話しです。

一般家庭と違って工場や店舗では電気を使い分けてることが多くあります。

一般家庭では100Vが主流ですが、工場や店舗では100Vと200V両方が使われることが多くあります。

しかも工場では、動力と呼ばれる200Vの電気がよく使われます。

(電気には色々と種類があるので、またの機会に紹介します。)

工場や店舗では、「電灯盤(100V)」と「動力盤(200V)」があることが多いです。

どちらの盤から電源をとるかを確認して作業しましょう!

それでは今日も1日ご安全に!

ジプトーン

こんにちは。電工君です。

今回は材料の紹介です。

ジプトーンです。

これがジプトーン!

(電気の材料ではないですが、電気工事でよく触るので紹介します。)

【用途】

オフィスの天井材として、よく使われています。

【注意点】

照明器具を外したりするときによくお目にかかるジプトーン。

照明器具を外すときにジプトーンに目印を入れると、照明器具を元に戻すときの目安になります。

目印は鉛筆で目立たない箇所につけましょう!

古いジプトーンを外すときは注意が必要です。砕けたりしますので慎重に!

外す前には目印をつけておきましょう!戻す向きが違うと入らなかったり入っても違和感があったりするので注意しましょう!

古くてヤバそうなときは、前もって担当の人に相談しましょう!

あとやりがちなのは、手の汚れです。

綺麗な手で触るようにするか、綺麗な軍手などを着けて扱いましょう!

それでは今日も1日ご安全に!